LIB PHP Framework とは
LIB PHP Framewrok は、WEBシステム開発のプラットフォームであり、PHP7 の言語仕様に準拠したシンプルなフレームワークです。
PHP7 は PHP5 以前のバージョンと違い、データ構造を改変することで、パフォーマンスが飛躍的に向上しました。 また、整数型やオブジェクト定義を厳密にすることで、セキュリティー面も向上し、
本格的なプログラミング言語へと進化しました。
一方で、厳密な型指定などの言語仕様は、PHPプログラマーにとっては扱いにくい仕様であり、現実には PHP5 互換の実装となりがちです。
LIB PHP Framework では、フレームワーク内部で厳密な型指定やオブジェクト定義を使用し、PHP7 のパフォーマンス性能とセキュリティー性能を最大限活用していますが、
表層ではこれらを意識せずコーディングできるようになっています。
プログラマーは、ブラウザ上のWeb Studioでページを作成し、ページロード時の動作とユーザーアクションによる動作のみをコーディングします。
クラスやファンクションの定義は、Web Studio内の保存ボタンをクリックするだけでフレームワークが自動的に生成します。
セキュリティモデル
LIB PHP Framework は、ポストバック時の自動フィルタリング機能のほか、$_POST $_GET $_FILES といった送信データをページロード前にフィルタリングし、
不正アクセスからWebサイトを保護します。
また、DAC(データアクセスクラス)によってデータ操作を簡易化し、クエリーの発行を最適化しますので、
プログラマーは意識せずに構造化されたセキュリティーモデルを実装することになります。

ページビハインドクラス
LIB PHP Framework では、Struts や ASP.NET など多くのフレームワークと同様に、HTML と PHP コードを分離し、別ファイルに記述します。
GUI となるHTMLファイル(.html)と、動作の定義となるクラスファイル(.class)が対になって1つのページを構成します。
Web Studioには、HTMLファイルとクラスファイルの編集画面が用意されています。 HTMLファイルの編集画面では、ヘッダーテンプレートとフッターテンプレートを選択し、
コンテンツ部分をマークアップします。
クラスファイルの編集画面では、ユーザーアクションに対する動作を、追加したイベントごとにコーディングします。
下図では、confirm.html に設置したボタンクリック時に、confirm.html.class の send() を実行し、データベースへの書き込みとメール送信を行っています。

ポストバック & リダイレクト
ボタンクリックなどのユーザーアクションの際に、入力されたフォームデータは同一ページにポストします。
ポストデータは、LIB PHP Framework の自動フィルタリング処理により、安全な値に変換されます。 イベントの処理後、LIB PHP Framework はリターンの成否によって
遷移先を切り替えます。
